マイナートラブルの一つとして、妊娠中~出産後しばらくの間、まるで生理前のPMSのようにメンタルが不安定になりました。

前回のおはなし




私は元々PMSの症状としてやたらとネガティブになり、すごく孤独を感じてしまうタイプなのですが、妊娠中この不安感がいつまでもいつまでも取れなくて、結構きつかったです。
しかも「産めば治るかな」と思っていたのに、この症状は産後しばらくまで続き「もう大丈夫」と思えたのは産後半年くらい経ってから。実に1年以上もモヤモヤした気持ちを持ち続けていたことになります。マタニティブルーとでもいうのでしょうか。人間、心さえ元気なら意外と何とかなったりするものなのに、心が不健康な状態なので余計に身体もついてこなかったです。

妊娠初期は流産の不安と、
友人たちへの報告時期にとても悩みました。

【妊娠レポ2】妊娠しないと思ったら甲状腺機能低下症だった に書いたように、この病気の治療開始すぐに妊娠が分かったため、数値が安定するまでは毎日「流産したらどうしよう」という不安がつきまといました。そのため、親族や友人への妊娠報告をいつするのか、その時期に悩みました。そして、旦那と相談した結果「友人へは安定期入るまで内緒にしておく」とう結論を出したのですが、それが自身の首を絞める結果にもなりました。


体調が良ければ何ともないふりをしていられたのかもしれませんが、初期から始まったつわりのせいでほぼ3か月寝たきりになり、その間友人からのお誘いは全部お断りすることになりました。その理由を偽ることがとても苦しかった。何度も何度も断るうちに、当たり前だけどみんな心配し始めるんですよね。「どこか病気なの?大丈夫?」にはじまり、ズバリ「もしかして、妊娠したとか?」と聞かれたときは「実は…」と打ち明けようかと悩みました。だってみんな私の友達なんだよ、聞いたって私が「安定期まで黙っててほしい」といえばきっと大丈夫。
そう思って旦那に相談したところ、旦那の答えはNOでした。私の友人と旦那の友人は色んなところでつながっているので、どこでどう話がまわるか分からないのでやめてほしいと言われてしまい、私は「流産の不安」と「友人へ嘘をついている罪悪感」を一人で抱える選択をしてしまったのです。

不安を口にする場所が無くて苦しかった

今思えば、些細な事なんですが、当時はそのせいで孤独を感じるようになってしまいました。
旦那に対しても怒りのような、分かってもらえない絶望のようなモヤモヤした感情をもっていました。だって旦那は体調も元気だし、友達に誘われれば普通に会いに行けるんですから。どうして私はつわりでしんどい中、誰かに話すことさえ出来ず、嘘をついている罪悪感を抱えなきゃいけないの!!って。
最終的に一部の友人とはちゃんとした理由も言わず誘いを断り過ぎたせいで溝が出来てしまいました。相手は何とも思っていないかもしれませんが、私の中ではこの時の罪悪感が今でも残っていて、なんだか気軽に連絡できなくなってしまいました。
無事に生まれたからこその結果論なのかもしれませんが、もう少しうまくやれなかったのかなぁと今でも後悔しています。

妊娠報告をどこまでしようか悩みに悩んだ。

これは割と同じ悩みを持っている方多いのではないでしょうか。
普段からやり取りをしている友人はもちろん報告するとして、たまにしか会わない、連絡もとらない。でも付き合いは長い相手への報告をどうしようか悩みました。
若い頃ならいざしらず、当時もう30も半ばに迫っていたので、周りに既婚、子持ちは溢れていますし、わざわざ報告することでもないのかな?「妊娠しましたー」って連絡したらお花畑だと思われないかな?なんて思ってしまって。
で、出した結論は「出産までに連絡をとる、もしくは会う人には言う」「それ以外は産後SNSで軽く」「さらにそれ以外は連絡とることがあれば」という何とも冷めた結果にしました。
というのも、自分がうんと若くて仕事や夢をバリバリ追いかけてた頃って、あまり人の妊娠、出産にそこまで興味もなく、わざわざ会いに行ったりしなかったんですよね…なのでまずは過去の自分を基準に考えよう…と思いました。

結果、反応は様々でした。

メールやラインでの報告が殆どだったのですが、
話が盛り上がってその後も出産までにご飯行ったりした子。
報告の後、産まれるまでにごはんいこ!って言うつもりが反応が薄くてなんだかそのまま疎遠になった子(向こうも色々思うことがあったのかもしれない。)
「おめでとー」だけで会話が終わった子。
もういい年の大人ですからね。そんなもんといえばそんなもんなんだけど。なんだかここでも寂しさを感じたりもしたり。そして若い頃の自分を反省しました。


あと。遠方の友人は産まれた後に報告したのですが、私が漫画描いていたころお友達になった現役作家さんは喜びながら「もっと早く言ってよ~会いたいよー」って言ってくれて、すごく嬉しかったのを覚えています。距離じゃないんだなぁって。

…と、初期のころのメンタル不安をメインに書きましたが、ほかにも実家の家族の対応に始終イライラして疎遠になってしまったり、突然旦那への「う、うわきしてたらどうしよう」という不安に襲われたり(別に何か兆候があったわけでもなく、突然。笑)
産後は社会生活から離れてしまっている事で自分の人生が急に不安になってしまい、会社員として働いている旦那がすっごく羨ましくて恨めしくなったり(これは今もたまになる)と、ずっとなにかしら不安が付きまとっていました。

産後半年ほど経って、急になんかどうでもよくなった。

そのうち、なんでこんな些細な事でイライラしたんだろ?と思うようになり、疎遠になっていた実家とも徐々にまた交流をはじめ、友人たちとも会い、旦那への信頼も回復しました。
きっかけ、でもないですが結局は慣れない子育ても生後半年で少し余裕が出来て夜も眠れるようになって、ホルモンバランスが落ち着いたから戻ったんだろうなーと思っています。
過ぎてしまえばどうってことはないですが、あの頃は何をしても誰といてもひとりぼっちな気がして、そしてひとりぼっちで息子を育てなきゃいけないんだ!というプレッシャーがただただつらかったです。



妊娠レポはここまで。レポまとめはこちら

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